人生100年時代と言われている我が国。様々な医療現場において、高齢者のみならず複数の疾患を抱えた患者が増加しています。医療従事者は患者一人ひとりに対する包括的な診療体制を行っていく必要性があります。
特に高齢社会が進行していることにより、加齢に関連した疾患や慢性疾患を有する患者が増えていること、そして生活習慣病や精神的な健康問題を併発するケースも少なくないからです。

歯科衛生士は歯科医院で重要な役割を果たす専門職です。このような時代ですから、急変時にも対応出来るスキルと知識が求められます。迅速で適切な対応が実践出来るかどうかは、普段から訓練を行っているか、知識のアップデートをしているかで違いが出てきます。どんな状況にも冷静に対処できる歯科衛生士が必要です。それは院内だけではなく、訪問診療分野でも求められています。
歯科衛生士として、患者の急変に対応するためには、焦らずに手順を理解し、実践できるようにすることが重要です。